左手薬指に咲く満開の桜

桜モチーフの結婚指輪について

数ある結婚指輪の中で、最も人気が高いのは桜があしらわれたものです。日本人にとっての桜は、まさに心のよりどころ。大昔から和歌や浮世絵の題材として、広く使われてきました。最近はネットの影響もあってか、花見を目的とした外国人観光客の姿も見られます。桜の美しさは日本人だけでなく、世界中の人の心をもつかんでいるのです。
世界を魅了する桜が結婚指輪のモチーフとして使われるのも、納得の一言。ではどういう形で、桜は結婚指輪に使われているのでしょうか。検証してみました。

花びらが刻印されている指輪

分かりやすい例を挙げれば、桜の花びらが刻印された結婚指輪でしょう。全体的なシルエットはシンプルに。そして「ワンポイント」として、桜の花びらが刻印されている指輪です。さりげない桜の演出は、日本人ならではの「侘び寂び」の心。
シンプルな結婚指輪は地味な印象を受けますが、桜の花をあしらうことにより華やかさがプラス。華やかではありますがギラギラした印象はないので、シーン選ばずに使えるのも嬉しいところです。

桜色の結婚指輪

大胆なブランドになると、刻印された桜の花びらに色を付けているところもあります。結婚指輪の中に、桜色の桜の花びらが舞っているイメージです。桜は満開時だけではなく、散る様子も美しく見えます。実在の桜は散れば終わりですが、指輪の中にある桜の舞は永遠に残るでしょう。
なお指輪につけられた色は、上からペイントされたものではありません。素材として使われている、ジルコニウムの化学反応により生み出された色になります。だから色落ちはせず、大切に扱えば何十年単位と使えるでしょう。

指輪の形が桜になっている!?

指輪の形そのものが、桜の花びらのようになった結婚指輪もあります。緩やかなカーブが描かれているアームは、正しく桜の花びらそのものです。指輪の素材に使われているプラチナの色は、先始めたばかりの桜を思い起こさせます。
桜の花言葉は、精神美・優美な女性・純潔・高潔です。桜は内に秘める美しさを引き立たせてくれる、素敵な花です。